全民娯楽時代の到来〜上海からアジア娯楽日記

上海在住のアジア芸能大好きな、(やや大きい)お姉さんの娯楽生活日記です。中国(台湾、香港)の音楽、コンサート、映画、韓流、ネット、テレビなど・・・娯楽・芸能に国境はない!!


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中国で活躍する矢野浩二〜〜日本軍人役から湖南衛視のバラエティ(天天向上)に進出〜〜

中国ドラマで日本軍人役をたくさん演じて有名になった俳優がいる、という話を聞いたことがありますでしょうか。大分前になりますがNHKでも特集されたことがあります。それは矢野浩二という名前の俳優さんです。

矢野浩二さんは1974年生まれ(←中国のインターネット上の情報)、大阪出身、高校卒業後に俳優を目指して上京しました。東京で俳優活動を開始しますが、端役に終始したそうです。(映画「リング」の中で貞子に殺される役など。)2000年に単身で北京に渡り、中国語を勉強しつつ過ごしていたところ、友人の紹介で中国のドラマに出演するようになります。2001年中央電視台制作のドラマ『走向共和』での明治天皇役を皮切りに、日本軍人役を演じられる俳優として、中国で大活躍します。 (上記の参考文献は百度百科baike.baidu.com 「矢野浩二」です。)

矢野浩二さんのプロフィールや出演作はwikipediaに詳しく紹介されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A2%E9%87%8E%E6%B5%A9%E4%BA%8C
矢野浩二さん自身が書くオフィシャルブログ:http://yano-koji.jp/
矢野浩二中国語ブログ(新浪BLOG):http://blog.sina.com.cn/shiyehaoer

数多くのドラマに出演していますが、出世作となったのは日中合作ドラマ『記憶の証明』です。
第二次世界大戦中(1944年)の中国兵捕虜を使い強制労働を行ったとされる軍需工場での事件、その事件の証拠を探すために日本に渡った、捕虜兵の孫の物語です。
矢野浩二は軍需工場の総監・岡田役を演じています。捕虜の孫役を演じているのは「花より男子」で美作役を演じた阿部力(中国名:李振冬)です。戦争ドラマや映画には常に史実や描写についての論議がつきまとい、このドラマも例外ではありませんが、とにかく力作です。面白かったです。

『記憶の証明』 日中韓共同制作。中国中央電視台製作。2004年、全29話。
記憶の証明

↓↓は上海阿姐が2005年に別のブログに書いたものです。(楽天ブログに書いていましたが閉鎖済みです。)どうぞご覧ください〜^^
俳優・矢野浩二氏(その1)〜この夏テレビで最もよく見た日本人
http://allasia.blog74.fc2.com/blog-entry-6.html
俳優・矢野浩二(その2)〜中国で最も愛されている日本人俳優
http://allasia.blog74.fc2.com/blog-entry-5.html

“日本鬼子”(日本軍人)専門俳優として有名になった矢野浩二さんですが、最近はドラマ以外にも活動の場を広げています。なんと中国の人気バラエティ番組のレギュラーとして活躍中です。
上海阿姐はバラエティ番組が大好きです。神話(shinhwa)や東方神起に興味を持ったのも、韓国バラエティ(日曜日が好き(X-MAN)、反転ドラマ、ラブレターなど)がきっかけです。中国のバラエティも結構見てますが、面白い番組はなかなかありません。そもそも中国には、バラエティ番組を制作する力のあるテレビ局はわずかしかありません。面白いバラエティを継続的に企画・制作できるのは「湖南衛視」くらいではないでしょうか。
中国湖南省長沙を本拠地とする湖南衛視」は中国テレビ界の改革児です。日本では「湖南テレビ」と呼ばれているかもしれません。「湖南衛視」は概してつまらないといわれる中国のテレビ界において、大衆に好まれる娯楽性に溢れるコンテンツを発信し続けています。
そんな「湖南衛視」のゴールデンタイムのバラエティ番組に矢野浩二さんが出演しています!!
これはすごいことです。湖南衛視」のゴールデンのレギュラーになるほど中国芸能界に馴染んでいたなんて・・・!!
その番組の名前は『天天向上』といいます。

天天向上』:湖南衛視 毎週金曜日 PM19:35〜放送中  (2008年8月放送開始)
レギュラー出演者: 汪涵、俞灝明、田源、欧漢声、陳英俊、銭楓、矢野浩二、董貝克
湖南衛視(金鷹網)『天天向上』オフィシャルサイト:
http://ent.hunantv.com/v/hunantv/ttxs/index.html
※土豆網(tudou.com)などの中国動画サイトで「天天向上」とキーワードを入れると、動画が検索されます。

天天向上』は、採用面接、夫婦喧嘩、お見合いなど様々な場面でピンチに立ったときにどうやって言い逃れをするかをゲームやショートコントを通じて競います。その中で、中国の礼儀作法や伝統などを覚えたりパロディするという、言葉遊びを楽しむ番組です。矢野浩二は、ちょっとおバカなボケ担当・浩二(ハオアル)として活躍中です。
[写真:湖南衛視 天天向上 写真出典:矢野浩二新浪BLOG http://blog.sina.com.cn/shiyehaoer
天天向上

天天向上

このバラエティにレギュラーとして参加するのは相当難易度が高いと思います。言葉で笑わせなければいけないので、語彙と機転とユーモアが要求されます。矢野浩二の中国語は上手いけれど、ただでさえ口達者なネイティブたちには負けます。そんな彼を助けてくれるのは、出演者たちと司会の汪涵(ワンハン)です。汪涵はエンタメ分野では中国で一番人気がある男性司会者です。汪涵が「そうですね〜」「さようなら〜」「ありがとう〜」などの話の内容とは全然かみ合っていないカタコトの日本語でツッコミを入れるのですが、それがすごく面白いです。汪涵は天才です。

矢野浩二が言葉の壁を乗り越え、この番組のレギュラーとして人気を得られたら本当にすごいと思います。

中国での矢野浩二の出演作品や演じた役柄については、疑問を持つ人もいるかもしれません。また役柄が偏っているので俳優としては高く評価しない人もいるかもしれません。
でも、矢野浩二は他の人がやらないことをやりました。それは本当に勇気のいることです。

ドラマにバラエティ、こらからの活躍を期待してます。いつかどこかで「ハオアル!!(=浩二の中国語読み)」と声をかけてみたいです。

[追記] さっき矢野浩二さんのオフィシャルブログを読んでみたら、なんとドラマの撮影のために「天天向上」をお休みするそうです。「休んでる間に新しい人が入ってたらどうしよう〜」なんて書かれていますが、本当にその可能性ありますよ!!ハオアル!頑張って早く戻ってきてね!!

タグ : 矢野浩二 汪涵  天天向上 湖南衛視 



「俳優・矢野浩二(その2)〜中国で最も愛されている日本人俳優」

「抗日戦争ドラマ」においては、日本人・日本兵は大方、残忍非道な存在として描かれます。矢野浩二が中国で出演したドラマは10本以上ありますが、大半が悪漢日本軍人の役です。

しかし、雑誌や娯楽系の新聞、インターネット等ではとても好意的に取り上げられています。まず、演技が上手い。難しいセリフ、演じにくい役柄もこなす。こんな演技ができる人は中国人にはいない、と評価されています。

存在そのものが貴重です。
ゲストとしてではなく、中国の芸能界に帰属し仕事ができる日本人俳優はなかなかいません。
加えて、古典的な日本人の雰囲気を持っている、ムードのある二枚目俳優です。
矢野の演技に対して、
「中国人が日本人を演じても、作り物でしかない。ドラマに深みが出ない。あの時代の日本人の雰囲気は日本人にしか出せない。矢野浩二は本当に良く表現している。」
と言われています。

中国人と日本人。同じ東洋人、外見だけでは見分けがつかないこともあります。
しかし、中国人にとって日本人は、仕草、立ち居振る舞い、表情、挙動、物事に対する反応の仕方が全くちがう異国の人です。
矢野浩二のような俳優がいてこそ、ステレオタイプな悪役ではなく、日本軍人の複雑な内面や微妙な心理もドラマの中で描き出すことができます。
そして、矢野氏が中国社会で受け入れられている最大の理由は、
「歴史を反省して、日中友好を育みたい。俳優として悪役の日本軍人役を演じるのも、平和を願ってのこと。」
というコメントを発している
ことにあると思います。

2005年・抗日勝利60周年、俳優・矢野浩二にとっては忙しくも大活躍の一年です。
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俳優・矢野浩二氏(その1)〜この夏テレビで最もよく見た日本人

2005年夏、中国のテレビで最もよく見た日本人。それが、俳優・矢野浩二氏です。
今年は中国にとっては抗日勝利60周年。
連日、各テレビ局で抗日戦争に関する特集や、テレビドラマが放映されています。
「抗日戦争ドラマ」は一つのジャンルとして確立されているほど多く、絶え間なく制作されています。

テレビドラマは戦争記録フィルムとは違います。
史実を基にはしていますが、あくまでドラマであり、現代の視聴者が共感を覚え、娯楽としても楽しめるようにストーリーが組まれています。

ストーリーのベースは、もちろん、祖国に暴威を振るう日本軍を、共産党(と国民党)が革命の鉄の志と団結をもって抗い圧する。というものです。
それに、友情、悲恋、命が失われる悲劇、裏切り、闘争、勝利・・・といったドラマが織り交ぜられます。

日本軍が中国大陸に侵攻し、街や村を焼き払い、物や生産手段を奪い、殺戮し、日本人としては見るに忍びないシーンが多々あります。
ところが、「抗日戦争ドラマ」も、ドラマとして案外面白いというか、救われる部分があります。
それに、一役も二役も買ってくれているのが、矢野浩二氏です。
おそらく、毎日どこかのチャンネルで、彼の姿を見つけることができるのではないでしょうか。
矢野浩二氏は、中国の抗日戦線テレビドラマを主な舞台として活躍し、中国の視聴者から評価と支持を得ている稀有な日本人俳優なのです。
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