先日SHINeeが2ndアルバムを発売したので、中国の音楽芸能雑誌でもよく取り上げられています。
【写真:「Cool軽音楽」8月号(下)/ Easy 2010年9月(上)】

雑誌には独自インタビューが掲載されていますが、写真はアルバム用の写真の流用で撮りおろしではないです。
「Cool軽音楽」は相変わらず面白い雑誌です。 「Cool軽音楽」について:
過去ログ2ndアルバムに関するとても長いインタビュー記事ですが、一部だけ・・・
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記者: アルバムを準備する過程でどういう点が一番難しかったですか?また、このアルバムに対してどんな期待をかけていますか?
ジョンヒョン: 「Lucifer」は Urban Electronica系のダンス曲なので、歌も振り付けもこれまでの曲より更に難しかったです。歌詞の内容は、愛に執着する女と愛に束縛される男の物語を描いているのですが、最初はどう理解していいのかメンバー皆分からなかったです(笑)
テミン: 「Lucifer」に関して難しかったことといえば、MV撮影とアルバムイメージの写真撮影です。この曲はリズム感が強い曲なので、ポーズの取り方がつかめなくて苦労しました(笑)
オニュ: 「Lucifer」のためにメンバー全員が入念に準備してましたが、ミノが怪我をしてしまって5人全員でのステージが見せられなかったのが残念です。早くミノの怪我が治って、5人揃ったダンスを見せたいです。
ミノ: 2ndアルバムのステージを本当に楽しみにしていたときに怪我をしてしまって、メンバーにすごく申し訳なく思っています。僕が怪我したため、自分を除いたパターンの振り付けを新しく準備したので練習量も増えてしまったのですが、誰も文句を言いませんでした。そんなメンバーに感動しました。本当に感謝してます。
オニュ: そんなことないけど(笑)そんなふうに言われると重いよ!
Key: この曲を歌うときはAR(All Recorded)を使えないので、ライブの練習は本当に大変でした。
(※ AR(All Recorded)とは、リップシンクのことでしょうか?)
記者: 今回は髪型・ファッション・表情なども劇的な変化がありますね。それぞれのスタイルに独自の名前がありそうに思いましたが、どうでしょうか?
ジョンヒョン: スタイルに特に名前はないですが・・・今回のアルバムではメンバー全員力強さが強調されてます。
ミノ: エレクトロニカ系の曲「Lucifer」の華やかなイメージを際立たせるために、敢えてブラック系を使いました。
オニュ: 今回の5人のスタイルには特に名前はないです。もし誰かいい名前を思いついたら、名前を付けてください(笑)
Key: 特に決まった名前はないけれど、今回のビジュアルは今までと180度違います。思いもよらないような新鮮感を与えるために、ビジュアル面は真剣に研究を重ねた上で、最終的にいまのスタイルに決めました。
記者: 今回のアルバムではオニュとジョンヒョンが作詞をした曲が収録されていますね。メンバーの制作への参与が深まることによって、SHINee自身のスタイルに新しい試みや解釈が加わりましたか?
ジョンヒョン: 「Obsession」は僕が歌詞を書いた曲です。独特な雰囲気を持つ曲調と僕の歌詞がすごく合っていると思います。
ミノ: オニュが作詞に参加した「Your name」はふわっとした曲で、「僕」「君」という単語が頻出するのが特徴です。ジョンヒョンが作った「Obsession」はちょっとダークなムードの曲ですが、魅力を感じさせます。
ジョンヒョン: 「Obsession」は彼女との別れを綴った曲だけど、ダークというほどではないんじゃ・・・。
オニュ: 今回のアルバムでは初めて作詞に参加して「Your name」は僕の作詞です。映画を見ているとき突然インスピレーションが沸いて、この歌詞を書きました。最近はこの曲がすごく気に入ってます(笑)明るくてかわいい曲なので、皆たくさん聴いてくださいね。
記者: SHINeeの振り付けはいつもすごく難易度が高いですよね。以前インタビューしたときは、メンバーの中で一番振り付けを覚えるのが早いのはKeyというのが全員一致した意見でしたが、今回の「Lucifer」の振り付けは誰が一番覚えるのが早かったですか?
テミン: Luficerの振り付けはすごく難しいですが、振り付けを消化するのは皆同じくらいだと思います。
オニュ:振り付けが難しいので、普段のレッスンから真剣に練習してました。でも今回はテミンが一番振り付けをものにするのが早かったと思います。
Key: 群舞をきれいに見せるため、皆すごく練習に時間をかけました。
記者: SMエンターテイメントの先輩は皆海外進出していますが、SHINeeは海外市場について野心を持っていますか?
オニュ: 今のところ本格的に海外進出する予定はないのですが、もし良い機会に恵まれたら海外で活動することによって、もっと多くの人にSHINeeの音楽とステージを知ってもらって、そして好きになってもらいたいです。
記者: 韓国での活動が休みの間、SHINeeは海外でいろいろなイベントに参加しましたよね。その中で忘れ難い経験というと、どんなものがありますか?
ジョンヒョン: どの海外公演も、参加できることを僕たちはとても嬉しく思っています。自分の性質は敏感なところがあるので、海外に行くと体の調子が悪くなってしまうことがよくあるのですが、不思議なことに舞台に上がるとすぐに良くなります(笑)
ミノ: 日本で何度もファンミーティングをやったのですが、毎回たくさんのファンが来てくれて本当に感謝しています。すごく面白かったです。
テミン: 海外でSMTOWNをやったとき、あんなにも多くの人に僕たちの舞台を見てもらえたことが忘れ難いです。
オニュ: 一番印象深いのは、先輩たちと一緒にSMTONWライブに出演したことです。
Key: カンボジアに写真撮影に行ったとき、現地の人が「Ring Ding Dong」を歌っているのを耳にして、すごく不思議な感じがして嬉しかったです。
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SHINeeのインタビューを読んでいると、いつも真面目に答えているなと感じます。インタビューからわいわいガヤガヤした雰囲気は感じられません。過去の「Cool軽音楽」に韓国で活躍している各グループの楽屋の様子を特集する記事があったのですが、その記事の中で「SHINeeは同年代のグループに比べると大人しくて、マネージャーを煩わせることもほとんどない。」と書かれていました。
インタビューから感じることは・・・
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「SHINeeの曲は歌もダンスも難しい」という発言が多い。・先輩に対する感謝の言葉が必ずある。
・ジョンヒョン → 音楽に関する発言が多い。
・Key → ファッション、スタイルに関する考えを語る。
・ミノ → 発言に特に偏りはないが、感謝の言葉が多い。
・ミノ → ダンスの話題をふられることが多い。スタッフとの関わりに触れる発言がやや多い?
・オニュ → 全体のまとめをする。他のメンバーのことについて語ることが多い。
あと漠然と感じるのは「SHINeeの○○○な面を見せたい。」といったプロデューサー的な発言が多く、
SHINeeのメンバー自身がSHINeeというグループのことを冷静かつ客観的に見ているような気がします。自己顕示欲を感じさせるような発言が少ないです。
9月11日(土)には上海虹口サッカー場でSMTOWNライブ(←SMエンターテイメント所属のアーティストの集合イベント)が予定されています。もちろんSHIINeeも出演者リストに入っています。
SMTOWNが行われるのは2年ぶりです。2年前の2008年SMTOWN上海にもSHINeeは出演していますが、あの時はデビューしたばかりでした。デビューから僅か数ヶ月で「上海8万人体育場」の舞台に立つのは大変なプレッシャーだったのではと思います。SHINeeのデビューミニアルバムを聴いたときは、あまりの完成度の高さに衝撃を受けました。SMTOWN2008での彼らのパフォーマンスを見て、確かに歌もダンスも上手かったのですが、「SHINeeの曲はライブでやりにくい曲なんだな。」というのが率直な感想でした。
それから1年以上経って、2010年4月に少女時代の上海コンサートのゲストで「Ring Ding Dong」を見たときは、パフォーマンスがすごくパワフルになっているのに驚きました。2010年のSMTOWNライブに出演するたくさんのグループの中で一番楽しみなのがSHINeeです。
【写真:「Cool軽音楽」独自インタビューのときは、写真にサインが入っていることが多いです。】